随筆

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アルチュール・ランボーについて  補遺と私訳

∽∽前稿の補遺である。詩人を語り、詩は語らない。考えてみれば、意気地がない話である。詩は理解する以前に、音楽のように感じるものでもあると思う。けれど、感じた、でも説明はできない、では、逃げ口上のようでもある。詩を理解するということは、詩の言...
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アルチュール・ランボーについて

∽∽二十歳のころ、ランボーに魅せられていた。早熟・不遇・天才・並外れた行動力・不慮の病死。まったく、若さが人生に求めるような憧憬対象が詰まっていた。でも、正直に言えば、詩はよく分からなかった。小林秀雄・粟津則雄・鈴木和成らの著作を読んで、分...
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「天皇を見つめ直す」ということ

∽∽天皇の在り方を、我々の民主主義の枠内に移し替えるというのは、どこか価値の支点が外れているように感じる。明治期に制度化された近代天皇制は、日本の通史の中に長くあった天皇の姿そのものではない。それ以前の天皇は、多くの時代において、御所の奥に...
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《オランピア》―見る者の心性を晒す眼差し

∽∽昨今の炎上騒ぎを目にすると、思い出す絵がある。エドゥアール・マネの《オランピア》である。サロンに展示された際、観衆はこの絵の前で激しく憤ったと伝えられている。裸体であることが問題だったからではない。裸体画なら西洋絵画には古来から題材とし...
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耳介 - 視界より外された身体

何故そんなことを考えはじめたのか、はっきりしない。以前、外出先で食堂に入った。テレビでは小泉八雲の特集をやっていた。NHKが放映していたドラマのヒロインが、小泉セツをモデルにした設定だったので、その宣伝も兼ねていたのかもしれない。  昔読ん...